「外壁のヒビ、そろそろ直したほうがいいかな?」
そう思って見積もりを取ってみたら、思っていたよりも高額で驚いた…。
そんな経験、実はけっこう多いんです。
外壁塗装は、建物の劣化を防ぐ大切な工事ですが、費用が高くなりがちなメンテナンスでもあります。
とはいえ、すべてを自己負担でやらなければならないわけではありません。
もしその外壁の傷みが台風・雹(ひょう)・雪など自然災害によるものだった場合、
火災保険を使って補修費用をまかなえる可能性があることをご存じでしょうか?
この記事では、火災保険を使って外壁塗装ができる条件や申請の流れ、注意すべき点をプロ目線で解説します。
「できるだけ費用を抑えたい」「保険の仕組みを知っておきたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 火災保険会社一覧と特徴紹介(おすすめ)
- 台風・雹・雪などの補償対象例
- 経年劣化との違いと注意点
- 必要な書類と申請の手順
- 保険活用で得した実例3選
- トラブル回避のチェックポイント
火災保険で外壁塗装はできる?基本をやさしく解説

自然災害で外壁が破損した場合、火災保険で塗装費用をカバーできることがあります。経年劣化は対象外なので注意が必要です。
「外壁塗装って火災保険でできるの?」 そんな疑問を持つ方、実は少なくありません。 台風・雹(ひょう)・積雪など自然災害による破損であれば、火災保険が使えるケースがあります。
ただし経年劣化や通常のメンテナンスは補償の対象外。 すべての外壁塗装に使えるわけではない点に注意が必要です。
この章では、外壁塗装に火災保険が使える条件や仕組みをわかりやすく整理します。 「少しでも費用を抑えたい」と思っている方は、まずここから確認してみてください。
「火災」だけじゃない!風災・雪害・雹(ひょう)でも補償される
火災保険の対象は、火事だけではありません。実際には風災(台風・突風)や雹(ひょう)、積雪による被害など、さまざまな自然災害による損傷が補償対象とされています。
たとえば、台風で外壁材がはがれた、雹(ひょう)でサイディングに傷がついた、といったケースは、保険金で修理や塗装ができる可能性があるのです。
保険会社によって多少の判断基準は異なりますが、自然災害によって生じた明確な破損であることが前提になります。
外壁塗装で火災保険が使える“2つの条件”とは?
外壁塗装で火災保険を使うには、以下の2つの条件を満たしている必要があります。
- 自然災害による外的損傷であること
強風・雹・雪などが原因で、外壁に明確な破損(ヒビ、欠け、剥がれなど)がある場合が対象です。 - 保険期間内に発生した損害であること
被害がいつ発生したかの証明も重要です。保険期間内であれば、経過日数によっては申請が可能です。
この2つの条件を満たしていない場合、たとえば経年劣化や前回の塗装から時間が経ったことによる色あせなどは、保険では補償されません。
逆にいえば、自然災害が原因で外壁が破損しているなら、自己負担ゼロで外壁塗装ができるケースもあるということです。
主な火災保険会社一覧と特徴|外壁補修で使える?
外壁塗装で火災保険を活用する際、「どこの保険会社に入っているか」によって対応のスムーズさや補償内容が変わることがあります。
以下に、代表的な保険会社の特徴をまとめました。
※本記事で紹介している各保険会社の特徴や評価は、実際に火災保険申請や外壁補修に関わったリフォーム業者・施主の体験談や業界内での傾向をもとにまとめたものです。
補償内容や審査の厳しさ、対応スピードなどは保険の契約内容や担当者、地域によって異なる場合がありますので、あくまで「これまでの現場で見てきた傾向」に基づく参考情報としてご覧ください。
実際の申請可否や対応の詳細については、ご自身が契約されている保険会社に直接ご確認ください。
東京海上日動


- 会社の印象
国内最大手の損害保険会社で、信頼性・補償の手厚さに定評があります。法人契約も多く、「安心感のある保険会社」として知られています。 - 加入者数・実績
加入者数は業界トップクラス。住宅ローンとセットで加入している家庭も多く、全国的に非常に広く利用されています。 - 審査の傾向
やや厳しめ。
・被災箇所の写真精度
・被害原因の明確な説明
・工事内容と保険適用の整合性
などが求められ、提出書類にしっかりとした根拠が必要です。
「丁寧で対応も早く、信頼できる」という評価が多い一方で、「慎重なため、書類の不備には厳しい」という声もあります。ただし、認定されれば支払いも早く、業者としても扱いやすい存在とされています。
損保ジャパン


- 会社の印象
国内大手3社のひとつで知名度も高く、「安心のブランド」として根強い信頼があります。法人から個人まで幅広く支持されています。 - 加入者数・実績
加入者数は非常に多く、全国に支店網もあり、地方でも利用されているケースが多いです。住宅火災保険の主要プレイヤーのひとつです。 - 審査の傾向
やや柔軟。
・現場の被害状況を重視し、写真による説明が通りやすい
・書類の形式より内容が重要視されることが多く、現場対応力でカバーできる面もあります
「対応が柔らかく、比較的通りやすい」との声が多い一方、「保険の支払いにやや時間がかかることがある」という意見もあります。
全体的には「手続きがしやすく、現場写真をしっかり撮れば認定も通りやすい」という評価です。
三井住友海上


- 会社の印象
「堅実で信頼性が高い」イメージを持たれている大手保険会社。企業向け保険にも強く、安心感を重視する人に選ばれています。 - 加入者数・実績
加入者数は非常に多く、都市部から地方まで幅広いユーザー層に利用されています。住宅総合保険としての実績も豊富です。 - 審査の傾向
厳しめ。
・「いつ・なぜ被害が出たか」の明確な説明が必要
・写真・見積書の内容に細かく目を通され、特に被災日や自然災害との因果関係に厳格な傾向があります
・認定まで時間がかかるケースもある
「書類の精度が求められるため面倒だが、通ればしっかり支払ってくれる」という声が多数。
「被害内容の説明がきちんとしていないと保険が下りにくい」「審査部門の対応が堅い」という評価が多いものの、「正当な申請であれば安心して進められる」と信頼されている一面もあります。
あいおいニッセイ同和損保


- 会社の印象
トヨタグループ系でもあり、「自動車保険に強い会社」というイメージが強いですが、住宅系の火災保険でも安定感があり、住宅ローンとのセット加入が多く見られます。 - 加入者数・実績
自動車保険を中心に契約者数が非常に多く、住宅保険も着実に増加中。地方銀行や住宅メーカー経由での加入も多く、実績は十分です。 - 審査の傾向
やや厳しめ。
・雪害・落雪などの災害についての申請実績は多いが、申請内容に対して現地調査が行われることが多い
・罹災証明など公的書類を求められるケースもあり、審査手順はしっかりしている印象
・簡易な見積や写真のみでは不十分なことがある
「真面目な審査」「手間はかかるが丁寧」という声が多い一方で、
「現地確認があるので、虚偽や水増しが通らない」「保険会社としては信頼できるが時間がかかる」という評価がよく聞かれます。
特に雪害に強い点は、寒冷地の業者から高評価。
セゾン自動車火災保険(おとなの火災保険)


- 会社の印象
「セゾングループ×損保ジャパン」系の通販型保険会社。
ネット経由で加入できる「おとなの自動車保険」が有名で、火災保険も価格と手軽さが売り。若年層よりも中高年層に人気があります。 - 加入者数・実績
正確な住宅保険の加入者数は非公開ですが、「おとなの保険」ブランドとして累計契約数は右肩上がり。低価格志向の家庭を中心に支持されています。 - 審査の傾向
比較的ゆるやか。
・スマホやメールでの書類提出が可能
・調査員の現地確認なしでも書類のみで完結するケースが多い
・ただし、プランによって補償対象が限定的になる場合あり(風災や水災を除外する契約も)
「書類提出がラク」「ネット対応が早くて助かる」という好意的な意見がある一方で、
「補償範囲が狭い契約が多くて保険が使えないことがある」
「予算が小さめになる傾向がある」といった注意点も挙げられます。
総じて「手間が少ないが、補償範囲に注意」との評価が主流。
ソニー損保


- 会社の印象
ネット保険の代表格として知られる企業。
「ダイレクト型=ソニー損保」のイメージが定着しており、堅実・安心感・価格バランスの良さから評価が高いです。テレビCMなどでも認知度が高く、信頼性のあるイメージ。 - 加入者数・実績
公式に発表されている火災保険の加入者数は少なめ(主力は自動車保険)。
とはいえ、信頼感のあるブランド力と手続きの手軽さで、火災保険も着実に利用者が増加中。 - 審査の傾向
比較的スムーズで、「書類中心」の傾向が強い。
・スマホでの写真提出だけで完結する場合も多い
・必要書類さえ揃えば、対応スピードは比較的早め
・ただし、補償の内容がシンプルで、カスタマイズ性はやや低い
「対応は早い」「無駄な手間が少ない」という好評価が多い反面、
「写真や書類が整っていないと審査に通らない」
「補償対象の幅が狭く、火災保険での対応が難しいケースもある」
といった実務的な指摘も。
総じて、「ラクだけど、保険が下りるかどうかはプラン次第」という慎重な評価。
楽天損保


- 会社の印象
ネット保険の後発組ながら、楽天ブランドの信頼とポイント還元などの特典により注目度が高まっている。
「価格が安い」「ネット完結で手軽」といった印象が強く、若年層・ミニマム志向の世帯に人気。 - 加入者数・実績
公表データは少ないものの、火災保険分野ではまだ中堅規模。
ただし、楽天経済圏の利用者がついでに加入するケースが増加中。
保険分野では「コスパ重視」のユーザーに選ばれている。 - 審査の傾向
比較的ゆるやかで書類も簡素な傾向。
・スマホ写真&簡易見積もりで申請可能なケースもある
・ただし補償範囲は最低限なプランが多く、被害の軽微な外壁補修には非対応なことも
・支払上限額が低めに設定されている場合があるため注意が必要
「とにかく簡単」「提出書類が少ないので進めやすい」という声がある一方で、
「補償が少ないので申請しても通らないことがある」
「高額案件には不向き」という実務的な声も多数。
総じて、「ライトユーザー向け。がっつり補償を期待する人には物足りない」という評価。
全労済(こくみん共済)


- 会社の印象
「営利目的ではない生活協同組合」という安心感があり長年の実績から高齢者や地方ユーザーを中心に信頼が厚い。
保険というより“共済”という印象で、「掛け金が安い代わりに補償もシンプル」という認識が強い。 - 加入者数・実績
全国での加入者は1,800万人以上(全共済含む)と非常に多く、地域密着型の共済として長く支持されている。
火災共済の加入者も多く、特に年配層の住宅所有者に選ばれる傾向がある。 - 審査の傾向
比較的厳しめの審査といわれる。
・自己申告だけでは通りづらく、罹災証明や現地確認を求められることが多い
・写真や見積もりの整合性も厳しく見られる
・工事の必要性や被害原因に明確な裏付けが必要
「補償が通ればしっかり支払われるが、審査が厳しい」
「現地確認のタイミングや提出書類の要求が細かい」
「共済だから対応が遅いときもある」などの声が多い。
総じて「誠実だが手間がかかる共済」という評価。
県民共済


- 会社の印象
各都道府県に根ざした非営利組織の共済団体として、地域住民からの信頼が厚い。
「安価で最低限の補償が受けられる」というイメージが強く、費用を抑えたい人に支持されている。 - 加入者数・実績
全国で1,500万人以上(全共済加入者)が利用。
火災共済の中でも、シンプルな補償と安い掛け金を理由に広く浸透している。
地方在住の年配層やローンが完済済の戸建て所有者に多く選ばれている。 - 審査の傾向
・審査は全体的に厳しめ
・軽微な損傷(ひび割れや塗装の劣化など)は補償対象外になることが多い
・罹災証明書や明確な損傷写真の提出が必須
・審査期間が長く、現地調査が入るケースもあり、対応はスピーディではない
「保険金はしっかり支払われるが、通りにくい」
「軽微な被害ではまず認定されない」
「調査や手続きに時間がかかるので、急ぎの案件には不向き」
「制度が硬く、融通が利かない印象」など慎重な姿勢で知られている。
保険会社名 | 補償内容の特徴 | 外壁損傷への対応傾向 | 書類・審査の傾向 |
---|---|---|---|
東京海上日動 | 業界最大手。風災・雹災・雪害まで幅広く補償。 | 対応が早く、外壁・屋根への認定率も高め。 | 審査・査定が丁寧で信頼性が高い。写真・見積もりの精度が求められる。 |
損保ジャパン | 建物+家財が包括された補償設計。補償範囲が広め。 | 風災・落雪・雹などの災害認定事例が多い。 | 書類の精度より、現場写真重視の傾向あり。 |
三井住友海上 | フルカバー型の火災保険が多く、カスタマイズ性が高い。 | 風災・雹・飛来物等の補償例が豊富。 | 見積もり明細・被災日特定に厳格な傾向。 |
あいおいニッセイ同和損保 | 住宅ローンとの組み合わせで加入者多数。 | 落雪・雪害補償の実績多め。寒冷地対応も充実。 | 罹災証明や現地調査が行われることが多い。 |
セゾン自動車火災保険(おとなの火災保険) | 通販型で割安。補償内容を自分で選べる。 | 風災などの限定補償は適用されるが、プランにより異なる。 | スマホで書類提出可。簡易申請がしやすい。 |
ソニー損保 | インターネット特化型で加入・更新が手軽。 | 災害種別ごとに補償の有無が明確で分かりやすい。 | 審査は書類中心。写真の提出で完結するケースも。 |
楽天損保 | ネット申込・低価格プランが人気。必要最小限の補償。 | 風災や飛来物の被害は補償対象になることも。 | 提出物は少なめだが、補償額に上限あり。 |
全労済(こくみん共済) | 掛け金が安く、シンプルな補償内容。 | 自己申告だけでは通らず、被害証明が重要。 | 審査がやや厳しめ。現地確認が必須になることも。 |
県民共済 | 保険というより共済組合形式。安価だが制限あり。 | 軽微な損傷は補償対象外となることが多い。 | 罹災証明・損傷写真の提出が必須。審査時間は長め。 |
まとめ
火災保険はどこの会社でも原則として「自然災害による外壁の破損」は補償対象になりますが、
審査の厳しさ・提出書類・判断スピード・支給額などは会社ごとに違いがあります。
迷ったときは、申請実績がある業者に保険会社名を伝えて相談するのが安心です。なお、火災保険については「火災保険で外壁塗装を安くする方法|申請の流れとNG事例まで解説」でも解説していますのでよかったらご覧ください。
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▶ 今すぐ見積もりチェック火災保険が適用される具体例|あなたの家は対象かも?
- 台風や突風で外壁にひび→火災保険の対象
- 雹や落雪による傷も補償対象
- 地震や経年劣化は対象外なので注意
火災保険で外壁塗装ができるかどうかは、「どんな原因で傷んだのか」がポイントです。 ここでは、保険が適用される代表的なケースと、対象外となる例を紹介します。
強風で外壁にひび割れができた
台風や突風などの風災による被害は、火災保険の対象になります。 たとえば、強風で外壁にクラック(ひび割れ)が入った場合、補修や塗装の費用を保険でまかなえる可能性があります。
このとき重要なのは、自然災害が原因であることを証明する記録や写真です。 「いつの被害か」「どんな被害か」を明確に示すことで、保険適用の可能性が高まります。
雹や落雪で外壁に傷がついた
雹(ひょう)がぶつかって外壁にキズやへこみができた、屋根からの落雪でサイディングが変形した――
こういった突発的な自然現象による損傷も、火災保険での補償対象になります。
特にサイディング外壁は表面の欠けや割れが目立ちやすいため、早期対応が重要です。 塗装だけで済まないケースもあるため、被害を放置せずプロに相談しましょう。
地震や経年劣化は火災保険の対象外
火災保険では、地震による被害は補償対象外です。 地震による外壁のひび割れや崩れについては、別途「地震保険」に加入していないと保険金はおりません。
また、経年劣化や紫外線による色あせ・塗膜の劣化も、火災保険ではカバーされません。
これらは「自然災害ではない」と判断されるため、通常の外壁塗装として自費で対応する必要があります。
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▶ 今すぐ見積もりチェック外壁塗装で火災保険を使う手順と流れ



火災保険で外壁塗装をするには、①被害確認と写真記録、②保険会社への連絡と書類提出、③審査通過で保険金支給という3ステップが基本です。
「外壁のひび割れ、もしかして保険で直せるかも?」と思ったら、まずは落ち着いて手順を確認しましょう。
火災保険を使って外壁塗装を行うには、3つのステップを順番に進めることが大切です。
① 被害の有無をチェック|写真が重要な証拠に
まずは外壁や屋根、雨樋などに損傷があるかどうかを確認しましょう。 台風や強風のあとなどに、クラック(ひび割れ)や欠け、変形などが見られたら、自然災害による損害の可能性があります。
このとき忘れてはいけないのが写真による記録被害写真が必須
もし自分で判断がつかない場合は、外壁診断に詳しい業者に調査を依頼するのもおすすめです。
② 保険会社へ連絡&必要書類の提出
被害が確認できたら、火災保険を契約している保険会社に連絡しましょう。 この時点で、申請手続きがスタートします。
保険金の申請には、いくつかの必要書類を準備する必要があります。 提出書類の例は以下のとおりです。
- 被害写真
外壁のひび・剥がれなどを明確に写した写真。
複数アングルで撮るとより確実です。 - 見積書
修繕内容・費用が明記された工事業者の見積もり書。 - 事故発生日・原因の申告書
「いつ・なぜ起きたか」を書面で説明します。 - 罹災証明書(必要な場合)
地方自治体が発行する災害証明。被害が大きい場合に必要です。
これらの書類をそろえて保険会社に提出すると、調査員による現地確認が行われることもあります。 現地調査が不要な場合は、提出書類だけで審査が完了することもあります。
無事に「自然災害による外壁の損傷」と認められれば、保険金支給が承認
火災保険を使うメリットと注意点【外壁塗装の場合】
- 火災保険で外壁塗装費用が全額補償されることもある
- 保険金詐欺に加担すると施主も処罰対象になる可能性あり
- “無料点検”をうたう訪問業者には特に注意が必要
外壁塗装に火災保険を活用できると、大きな節約につながる反面、注意すべき点もあります。 ここでは、よくあるメリットと、実際に起こりうるトラブル例をあわせて紹介します。
自己負担ゼロで修繕できるケースも
自然災害による被害が条件を満たせば、外壁塗装費用の全額が火災保険でまかなえることもあります。
被害内容 | 見積金額 | 保険支払額 | 自己負担 |
---|---|---|---|
台風による外壁の剥がれ | 48万円 | 48万円 | 0円 |
雹でサイディングが破損 | 62万円 | 55万円 | 7万円 |
このように、補償額によっては実質負担なしで工事が可能なケースもあります。 保険の仕組みを理解しておくことで、想定外の出費を防げます。
悪質業者による“保険金詐欺”に要注意
「保険で全部出るので安心です」と言いながら、虚偽の内容で保険金を不正に請求する業者も存在します。
要注意なパターン例:
- 明らかに壊れていない箇所を「被害」として水増し申請
- 過去の損傷を自然災害と偽る
- 保険金でまかなえると言っておいて、あとから追加請求
これらに加担してしまうと、施主自身も保険金詐欺の共犯になるリスクがあります。
不明点は必ず、保険会社または第三者の専門家に相談しましょう。このようなトラブルについては「【注意】火災保険を悪用する業者に注意!正しい申請方法とは」でも解説しています。
“無料点検”をうたう訪問業者には気をつけて
「この地域をまわってます!無料で点検しますよ!」 そんな突然の訪問営業には、くれぐれも注意が必要です。
よくあるトラブル事例:
- 屋根や外壁にわざと傷をつけて被害を偽装
- 「火災保険で無料」と言いながら、実際は高額な工事を契約させる
- 保険が通らなかった場合に全額自己負担を迫られる
信頼できる業者かどうかの判断に迷ったら、実績のある紹介サービスを活用するのがおすすめです。
「くらべる職人」では、火災保険対応の経験が豊富な外壁塗装業者をご紹介しています。
火災保険申請に必要な書類一覧|外壁補修の場合
外壁塗装で火災保険を申請する際には、いくつかの提出必須書類があります。 「どれを用意すればいいの?」「どこで手に入るの?」と不安な方のために、必要な書類を一覧で整理しました。
書類名 | 概要 | どこで用意する? |
---|---|---|
被害写真 | 外壁の損傷箇所を写した証拠写真。複数アングル推奨。 | 自分/業者による撮影 |
見積書 | 補修・塗装にかかる費用の詳細。工事内容が記載されているもの。 | 施工業者が作成 |
事故発生日・原因報告書 | 「いつ・どのような自然災害で被害を受けたか」を説明した書面。 | 施主または業者が作成 |
罹災証明書(必要に応じて) | 市区町村が発行する、災害による被害の証明書。 | 市役所・区役所 |
保険申請書(指定様式) | 保険会社が指定する申請書類。補償申請に必須。 | 契約中の保険会社 |
提出書類は保険会社ごとに微妙に異なる場合がありますので、必ず事前に確認しましょう。 また、書類の不備や情報不足は保険金支払いの遅れ・減額の原因
不安な方は、火災保険対応に慣れている外壁塗装業者に相談するのがスムーズです。
「くらべる職人」では、申請サポートにも対応可能な信頼できる施工会社をご紹介しています。
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▶ 今すぐ見積もりチェック【体験談】火災保険で外壁塗装したら30万円以上得した話
ここでは、実際に火災保険を活用して外壁補修を行った方の3つの事例をご紹介します。 「本当に使えるの?」「実際いくらお得になったの?」という疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ケース①|台風でひび割れたサイディングを修復(東京都・戸建て)
被害内容 | 台風の強風で外壁の一部にひびが入った |
---|---|
工事内容 | 補修+再塗装(ひび部分の張替え含む) |
見積金額 | 約58万円 |
保険支給額 | 約50万円 |
実質負担 | 約8万円(差額分) |
申請に必要な書類も業者がサポートしてくれたおかげで、面倒なくスムーズに手続きできたとのこと。 費用面の負担がかなり軽くなり、「やってよかった!」と感じたそうです。
ケース②|雹による外壁材の欠けで保険適用(埼玉県・築12年)
被害内容 | 雹が当たってサイディングに欠け・へこみが発生 |
---|---|
工事内容 | 外壁材の部分張替え+全面塗装 |
見積金額 | 約76万円 |
保険支給額 | 約60万円 |
実質負担 | 約16万円 |
被害箇所が裏側だったため見逃していたそうですが、無料点検で発見され、保険申請につながった事例です。 早めに確認しておくことの大切さがわかりますね。
ケース③|積雪による外壁のたわみを補修(新潟県・2世帯住宅)
被害内容 | 積雪の重みで外壁が一部たわんで変形 |
---|---|
工事内容 | 変形部分の下地補修+断熱塗料で再塗装 |
見積金額 | 約90万円 |
保険支給額 | 約65万円 |
実質負担 | 約25万円 |
通常の塗装ではなく断熱性の高い塗料にアップグレードしたことで、住まいの快適性もアップ。 「保険で大部分をまかなえたおかげで、グレードの高い施工ができた」との声も。
このように、自然災害による外壁の損傷は火災保険でカバーされるケースが多くあります。 費用を抑えるだけでなく、暮らしの質も高められるのは大きなメリットです。
外壁塗装で火災保険を使うなら、まずは無料調査から
火災保険で外壁塗装を行うには、「自然災害による被害である」ことを正確に見極める必要があります。 そのためには、まずプロによる現地調査を受けるのがもっとも確実な方法です。
プロによる診断が“使えるかどうか”の分かれ道
自分で見ただけでは、「これが保険の対象になるのか?」という判断は非常に難しいもの。 しかし、火災保険に詳しい専門業者による調査であれば、補償対象かどうかを高い精度で判断できます。
以下のような項目をチェックしてもらうことで、申請の通る可能性があるか事前に把握できます:
- 外壁のひび・剥がれ・変形の有無
- 風災・雹害・積雪など自然災害との関連性
- 被害写真の撮影と申請に必要なアドバイス
無料点検や調査だけでも対応してくれる業者も多いため、迷ったらまず相談してみるのが得策です。
くらべる職人なら、火災保険対応の信頼できる職人をご紹介
とはいえ、「どこに頼んでいいかわからない…」「本当に信頼できる業者なのか不安…」という声も多く聞かれます。
「くらべる職人」では、火災保険の申請実績が豊富で、調査から施工までサポート可能な職人をご紹介しています。
費用を抑えて、失敗のない外壁塗装をしたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
調査も見積もりも無料でご案内可能です。
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