外壁塗装をしたあとに、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人は少なくありません。
塗膜の剥がれ、見積もりの食い違い、連絡が取れなくなる業者…。どれもよくあるトラブルですが、実はほとんどが“事前に知っておけば防げること”ばかりです。
私自身、現場で何百件と施工に関わってきた中で、「こうしておけば防げたのに」と思うケースを何度も見てきました。
だからこそこの記事では、外壁塗装で起きやすいトラブル事例を5つ厳選し、プロの視点でその原因と回避法をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、はじめての方でも安心して塗装工事を進められるようになるはずです。
後悔しないために、ぜひご一読ください。
◼︎この記事でわかること
- 外壁塗装で実際に起こりやすい5つのトラブルと原因
- トラブルを防ぐために契約前に確認すべきポイント
- 色選びや塗料選定で後悔しないコツ
- 信頼できる業者を見抜くためのチェック項目
- 追加費用や工期のトラブルを回避する実践的な対策
- 実際にトラブルを回避できた事例とその判断ポイント
「外壁塗装ってこんなにトラブルが多いの?」という方へ
外壁塗装って、工事が終わってしまえば一見キレイに見えるものなんです。
でも実は、その見た目の奥に“後悔”が隠れていることが少なくありません。
- 「安く頼んだのに、結局追加費用がかかった…」
- 「思った色とぜんぜん違う仕上がりになった…」
- 「施工から数年で剥がれてきたけど、保証が効かなかった…」
こういったトラブル、SNSや相談窓口では実際によく耳にします。
「業者選びに失敗したらどうしよう…」
外壁塗装は決して安くない買い物。
だからこそ、多くの人が「失敗したくない」「どこに頼めば安心なの?」という不安を抱えています。
ですが現実には、「塗装のことはよくわからないから…」と価格や見た目だけで判断してしまう方も多く、結果としてトラブルに巻き込まれてしまうケースが後を絶ちません。
外壁塗装の怖さは「施工後に気づきにくい」ところにある
トラブルの厄介なところは、施工直後には問題が見えづらいという点です。
- 下地処理が不十分でも、塗った直後はキレイに見える
- 塗料の耐久性が低くても、数ヶ月は異変が出ない
- 保証書の内容が曖昧でも、いざという時までは気づかない
つまり、“後から発覚する落とし穴”が多い業界とも言えるんです。
このあとご紹介するのは、実際に起こりがちな外壁塗装のトラブル事例と、その原因。
知っておくだけで、同じ失敗を防げる内容ですので、ぜひこの機会にチェックしておいてください。
外壁塗装でよくあるトラブル5選とその原因
「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人が後を絶たない外壁塗装。
ここでは、実際に多くの施主さんが経験した“リアルトラブル”5つと、その原因を紹介します。
事前に知っておけば回避できるものばかりなので、ぜひチェックしてください。
① 施工不良による塗膜の剥がれ・膨れ
施工から2〜3年で塗膜が剥がれたり、膨らんできたり…。これ、じつは下地処理の甘さや施工手順のミスが原因なんです。
🔍 原因
- 下地処理不足:汚れや旧塗膜をしっかり落としていない
- 塗料の選定ミス:素材に合わない塗料を使っている
- 乾燥時間の無視:1回目を乾かさずに次を塗ってしまう

焦って仕上げようとして乾燥時間を飛ばす職人、残念だけどまだいるんすよ。パッと見きれいでも、すぐ剥がれるってことになります。
② 見積もりと請求金額が違う
最初に出された見積もりは100万円だったのに、最終的な請求が130万円…なんて話、珍しくありません。
🔍 原因
- 追加工事の説明不足(足場費用・下地補修など)
- 最初から“安く見せる”ことを目的にした悪質な見積もり



“ここはあとで追加になります”って口頭だけで言ってくる業者、多いんすよ。全部書面で明記してもらわないとダメです。
③ 連絡がつかなくなった・アフター対応がない
「不具合が出たから連絡したのに、電話がつながらない」「施工後の点検に来てくれない」
こうした声もかなり多く聞きます。
🔍 原因
- アフターサービス体制が整っていない
- 小規模業者が廃業・連絡先変更で音信不通に



アフターサービスやってない業者って、“施工したら終わり”って感覚なんですよね。逆に長く付き合える業者は、施工後が本番ってわかってる。
④ 色味がイメージと違う仕上がりになった
「もっと明るいグレーだと思ってたのに…」
色味のトラブルは、思った以上に多い落とし穴です。
🔍 原因
- 小さな色見本だけで決めてしまった
- 日当たりや天候、外壁の材質による発色の違い
- 確認不足や説明不足で仕上がりの誤差が発生



A4サイズ以上の色見本、実際の施工事例の写真を見せてもらうとわかりやすいです。
⑤ 保証内容が思っていたより限定的だった
「保証付きって言ってたのに、いざ不具合が出たら“これは保証対象外です”って言われた…」
これ、マジでよくある話です。
🔍 原因
- 保証書の中身をしっかり確認せず契約
- 保証範囲が“塗膜の剥がれのみ”など限定的
- そもそも口頭でしか説明されていない



保証付き”って言葉だけじゃダメ。保証“内容”を明記してるか、何が対象外なのか、そこまで見ましょう。
外壁塗装は「終わってからの後悔」が本当に多い業種です。
次のセクションでは、こうしたトラブルを防ぐために、見積もり前に確認しておきたいチェックポイントをお伝えします。
トラブルを回避するために絶対に確認すべき5つのポイント
外壁塗装でトラブルを避けるために、**「契約前にどれだけしっかり確認できるか」**がすべてと言っても過言ではありません。
ここでは、職人目線でも「ここを押さえておけば安心」と感じる5つの重要チェックポイントをお伝えします。
✅ 1. 保証書の内容|範囲・年数・書面の有無をチェック
「保証付きです」と言われたら、“何に対する保証なのか”を必ず確認しましょう。
- 塗膜の剥がれだけ?下地トラブルは対象?
- どの塗料を使った場合に何年の保証がつくのか?
- 書面(紙 or PDF)で発行されるか?
✅ 2. 見積もりの詳細|“含まれる内容”と“追加費用の条件”
見積書は、金額よりも“内訳の細かさ”が信頼のバロメーターです。
- 足場・養生・下地補修・高圧洗浄などが含まれているか
- 追加工事が発生した場合の説明と料金は明記されているか



工事価格だけ安い”見積書には要注意。追加で後から費用を乗せてくるパターン、けっこう多いです。
✅ 3. 施工写真の確認|ビフォー・アフターの記録がもらえるか
工事中の写真を記録してくれる業者なら、「どんな工程を経て仕上げたか」が後からでも確認可能です。
- 高圧洗浄の有無
- 下地処理の状態
- 養生や塗り重ねの状況



写真出せないって言う業者、だいたい下地処理やってないか、塗り回数ごまかしてますね。
✅ 4. 色見本・施工事例|実物サイズで確認しよう
色選びは**「イメージと違った」トラブルを防ぐ最大のカギ**です。
- A4サイズ以上の色見本を提示してくれるか
- 実際の施工事例を見せてもらえるか
- 日当たりや素材との相性まで説明してくれるか
✅ 5. アフター対応体制|点検・相談の窓口が明確か
「何かあったときにすぐ連絡できるか?」
これは**“価格よりも大事な安心材料”**です。
- 定期点検があるか(例:年1回)
- 保証期間中の連絡先は?LINE・電話・メールなど
- 対応スピードや体制はどうか?
これら5つのチェック項目は、「やって損なし」。
しっかり確認することで、数年後に『あのとき確認しておいてよかった!』と思える結果になります。
次は、万が一トラブルが起きてしまった場合の対応方法と相談先をご紹介します。
もしトラブルが起きたときの対応方法と相談先
どんなに気をつけていても、「施工後に剥がれが出た」「保証が効かないと言われた」など、思わぬトラブルに遭遇してしまうことはあります。
そんなときに慌てないよう、正しい対処法と相談先を押さえておきましょう。
✅ 1. まずは業者に冷静に連絡・記録を残す
- 写真や動画で不具合箇所を記録する(できれば日付入り)
- 契約書・保証書を手元に用意する
- 業者には電話だけでなく、LINEやメールでも証拠を残して連絡するのがベスト
成瀬メモ:
「“言った・言わない”を防ぐには、とにかく“残す”こと。LINEやメールは証拠にもなるし、冷静にやり取りできるのが強みっすね。」
✅ 2. 返答がない・納得できない場合は第三者に相談を
🔹 住まいるダイヤル(国交省所管)
- 一般社団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが運営
- 電話番号:0570-016-100
- 消費者と業者の間に立って調整してくれる窓口
→【https://www.chord.or.jp/】
🔹 消費生活センター(全国の自治体に設置)
- 「消費者ホットライン」:188(局番なしでOK)
- 副業や契約トラブルに強く、無料で相談可
✅ 3. 少しでも費用を回収したい場合は「返金交渉」も視野に
- トラブル内容によっては、業者側が対応すべき瑕疵(かし)と判断され、返金や無償修理が認められるケースもあります
- 書面での契約がある場合は、特定商取引法・契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)などに基づいて主張可能
成瀬のひと言:
「“泣き寝入り”せず、まずは相談。実際、動いた人のほうが返金されてるケースも見てきました。」



トラブルがあったら“泣き寝入り”せず、まずは相談。被害によりますが返金されて解決するるケースがほとんどです。
✅ 4. 法的措置を考える前に、専門家や弁護士に無料相談を
- リフォームや住宅専門の**法律相談窓口(初回無料)**も多数あります
- 地元の弁護士会や行政書士会にも問い合わせ可能
🔚 トラブル時の鉄則まとめ
行動 | ポイント |
---|---|
冷静に対応 | 感情的にならず、証拠を集めて話す |
記録を残す | 写真・LINE・メールなど証拠確保 |
第三者に相談 | プロの目線でアドバイスをもらう |
早めの行動 | 放置せず、なるべく早く動くこと |
トラブルが起きたときこそ、“どう対応するか”が大事です。
ひとりで抱え込まず、必ず誰かに相談してください。
あなたの大切な家とお金を守るためにも、声を上げることが第一歩です。
次のセクションでは、そもそもトラブルが起きにくい「信頼できる外壁塗装業者の見分け方」をご紹介します。
まとめ|外壁塗装は“工事前の準備”がトラブルを防ぐカギ!
外壁塗装のトラブルは、工事が終わってから表面化するものがほとんどです。
見た目は綺麗でも、数年後に「剥がれた」「色が違った」「連絡が取れない」と後悔してしまう方が本当に多いんです。
でも、安心してください。
この記事で紹介したトラブル事例やチェックポイントを押さえておけば、ほとんどの失敗は防げます。
✅ 本記事の振り返りポイント
- トラブルの多くは「下地処理不足」や「説明不足」が原因
- 見積もり・保証・アフター体制の“中身”を確認することが大事
- 万が一トラブルが起きても、冷静に対処すれば回避・返金の可能性もある
- 信頼できる業者には、見積書・工程表・施工写真・保証書が揃っている
成瀬のまとめコメント:
「塗装は“塗って終わり”じゃない。むしろ“施工後に安心できるか”が本質っす。オレの経験上、“見積もり前の準備”が8割です。」



塗装は“塗って終わり”じゃない。むしろ施工後に安心できるかが大事です。
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外壁塗装は、あなたの住まいと暮らしを長く守るための大切な工事です。
後悔しないためにも、「安さ」ではなく「信頼と中身」で選ぶという視点を、ぜひ忘れないでください。
「オレも職人時代、塗り直しの依頼で現場に呼ばれること、けっこうあったんですよ。
よく聞くと『前の業者さんと連絡が取れなくなって…』って話ばかりで。
最初の選び方さえ間違ってなければ、こんなことにならなかったのになって、ほんとに思いますね。」