東京都の外壁塗装で使える助成金・補助金一覧【2025年版】

東京都の助成金や補助金

「外壁塗装をそろそろ考えたいけど、費用が高くて踏み切れない…」そんな悩みをお持ちではありませんか?
実は、東京都内の一部自治体では、外壁塗装に使える助成金制度が用意されているんです。

知らずに自己負担だけで塗装工事をしてしまうのは、もったいないかもしれません。
とはいえ、助成金は「いつでも・誰でももらえる」というわけではなく、条件や申請期限があるため注意が必要です。

この記事では、2025年時点で東京都内で利用できる外壁塗装の助成金制度をわかりやすく解説。
対象エリア・金額・条件・申請手順・注意点まで、元塗装職人が徹底的に解説します。

この記事でわかること
  • 東京都内で外壁塗装に使える助成金・補助金の最新情報
  • 各区市町村の助成制度の対象条件と金額の違い
  • 助成金を使うための申し込み手順と必要書類
  • 助成対象になる塗装工事の範囲と注意点
  • 申請時によくあるNGパターンと失敗例
  • 信頼できる業者の選び方と助成金活用のコツ
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目次

2025年版|東京都で外壁塗装に使える助成金制度一覧

東京都では、区や市ごとに外壁塗装を含むリフォームに対して助成金を出している自治体があります。
ここでは、2025年時点で確認できる主な助成制度とその概要を紹介します。

※制度の詳細は年度ごとに変更される可能性があるため、申請前には各自治体の公式サイトや相談窓口で最新情報をご確認ください。

足立区

制度名省エネリフォーム補助金
対象工事遮熱・断熱塗料による外壁または屋根塗装を含む、省エネルギー化を目的とした住宅改修
助成金額上限5万円(工事費の1/3)
条件• 区内の施工業者を利用
• 補助対象工事に使用する製品が新品であること
申請受付期間2025年4月11日から2026年1月30日まで
問い合わせ先足立区 環境部環境政策課管理係
所在地:足立区役所南館11階
電話番号:03-3880-5935

稲城市

制度名稲城市商工会住宅改修等補助金事業
対象工事屋根・外壁塗装を含む住宅のリフォーム
助成金額上限15万円(工事費の10%)
条件• 市内の施工業者を利用
• 30万円以上の対象工事
申請受付期間2025年5月12日より受付中
問い合わせ先稲城市商工会
所在地: 〒206-0802
東京都稲城市東長沼2112−1 地域振興プラザ
電話番号: 042-377-1696

大田区

制度名住宅リフォーム助成事業
対象工事屋根・外壁塗装、屋根工事などを含むリフォーム
助成金額上限20万円(工事費の10%)
条件• 子育て世帯
• 過去に住宅リフォームの助成金を交付されていないこと
申請受付期間2025年4月8日から2026年1月20日まで
問い合わせ先住宅政策担当内
住宅:空家相談窓口
電話:03-5744-1343

葛飾区

制度名かつしかエコ助成金
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む省エネ・節電対策リフォーム
助成金額屋根・外壁塗装の場合、一律10万円/戸
屋根または外壁の場合は、一律5万円/戸
条件• 過去10年間、かつしかエコ助成金制度に基づく区の助成を受けていないこと
• 住宅の販売または譲渡を目的としていないこと
申請受付期間2025年4月1日から2026年3月31日まで
問い合わせ先葛飾区 環境部
所在地:〒124-8555
東京都葛飾区立石5-13-1
電話:03-3695-1111(代表)

北区

制度名住まい改修支援助成
対象工事屋根・外壁塗装を含む住まいの改修工事
助成金額上限10万円(工事費の20%)
条件• 着工前に区の承認を受けたもの
• 区内の施工業者を利用
• 一度も助成を受けたことがない方
申請受付期間2025年4月1日より受付中
問い合わせ先北区 まちづくり部 住宅課 住宅政策係
所在地:〒114-8508 東京都北区王子本町1-2-11 北区役所第二庁舎3階9番
電話:03-3908-9201

国立市

制度名国立市住宅省エネルギー化補助制度
対象工事遮熱塗料による屋根塗装や窓の断熱改修
助成金額上限4万円(工事費の20%)
条件• 屋根の全面を塗装すること
• 日射反射率の測定値が50%以上であること
申請受付期間2025年4月1日から2026年3月31日まで
問い合わせ先国立市 生活環境部 環境政策課
所在地:〒186-8501 東京都国立市富士見台2-47-1
042-576-2111 (内線:135,136)

江東区

制度名地球温暖化防止設備導入助成
対象工事遮熱塗料による屋根塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限20万円(1,000円/㎡)
条件• JIS K5675の規格を満たすもの
• 日射反射率の数値が50%以上のもの
申請受付期間2025年4月1日から2026年3月13日まで
問い合わせ先江東区 環境清掃部 温暖化対策課

狛江市

制度名狛江市地球温暖化対策用設備導入助成
対象工事遮熱塗料による屋根塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限4万円(材料費の1/4)
条件• 日射反射率の数値が50%以上のもの
• 屋根面全体を塗装すること
申請受付期間2025年4月1日から受付中
問い合わせ先狛江市 環境政策課 環境係
所在地:〒201‑8585 東京都狛江市和泉本町一丁目1番5号
電話:03‑3430‑1287

品川区

制度名住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修)
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む、省エネやバリアフリーなどを目的とした住宅改修
助成金額上限20万円(工事費の10%)
条件• 日射反射率の数値が50%以上のもの
• 屋根、屋上、外壁、ベランダのいずれかに遮熱塗料を使用すること
申請受付期間2025年4月1日から2026年1月30日まで
問い合わせ先品川区 住宅課
所在地:〒140‑8715 東京都品川区広町二丁目1‑36 品川区役所 本庁舎6階
電話:住宅運営担当 03‑5742‑6776(直通)

渋谷区

制度名住宅簡易改修支援事業
対象工事屋根・外壁塗装を含む、住宅の改修工事
助成金額上限10万円(工事費の20%)
条件• 区内にある住宅で、この助成を受けたことがないもの
申請受付期間2026年1月末までの申請
問い合わせ先渋谷区 住宅政策課 住環境整備係
所在地:〒150‑8010 東京都渋谷区宇田川町1‑1
電話: 03‑3463‑3548

新宿区

制度名新宿区省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度
対象工事遮熱塗料による屋根塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限20万円(2,000円/㎡)
条件• 日射反射率50%以上を有する塗料を用いること
申請受付期間2025年4月14日から2026年3月31日まで
問い合わせ先新宿区 環境清掃部 環境対策課
所在地:〒160‑8484 東京都新宿区歌舞伎町1‑4‑1
電話:03‑5273‑3763

杉並区

制度名杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限15万円(工事費の20%)
条件• 申請者、支払い者が同一人であること
• 既存住宅のみ
申請受付期間2025年4月10日から2026年2月27日まで
問い合わせ先杉並区 環境課 温暖化対策係
所在地:〒166‑8570 東京都杉並区阿佐谷南1‑15‑1
電話:03‑5307‑0671

墨田区

制度名地球温暖化防止設備導入助成制度
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限15万円(工事費の10%)
条件• 日射反射率50%以上を有する塗料を用いること
申請受付期間2026年2月27日まで
問い合わせ先墨田区 環境保全課
所在地:〒130‑8640 東京都墨田区吾妻橋一丁目23番20号
電話:03‑5608‑6207

世田谷区

制度名世田谷区エコ住宅補助金
対象工事遮熱塗料による屋根塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額10万円/戸
条件• 既存住宅の工事のみ
• 区内の施工業者を利用すること
申請受付期間2025年4月1日から2026年2月末日まで
問い合わせ先世田谷区 気候危機対策課
所在地:〒154‑8504 東京都世田谷区世田谷4‑21‑27
電話:03‑6304‑3256

台東区

制度名高反射率塗料施工助成金制度
対象工事遮熱塗料による屋根・屋上塗装(外壁の塗装は対象外)
助成金額上限15万円(工事費の20%)
条件• 日射反射率50%以上の塗料を使用すること
• 過去にこの制度による助成を受けていないこと
申請受付期間2025年4月1日〜先着順
問い合わせ先台東区 役所環境課
所在地:〒110‑8615 東京都台東区東上野4‑5‑6
電話:03‑5246‑1281

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中央区

制度名住宅・共同住宅用自然エネルギー・省エネルギー機器等導入費助成
対象工事遮熱塗料による屋根塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限10万円(工事費の20%), *中央エコアクトの取組を実施している場合は、上限12万円(工事費の35%)
条件• 日射反射率50%以上の塗料を使用すること
申請受付期間2025年4月1日〜先着順
問い合わせ先中央区 環境土木部 環境課 ゼロカーボン推進係
所在地:〒104‑8404 東京都中央区築地一丁目1番1号 本庁舎7階
電話:03‑3546‑5406

千代田区

制度名ヒートアイランド対策助成
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む、ヒートアイランド現象緩和を目的とした対策
助成金額上限30万円(工事費の50%または2,000円/㎡のいずれか低い額)
条件• 日射反射率50%以上の塗料を使用すること
• 当該年度に同一の助成を受けていないこと
申請受付期間2026年2月13日まで
問い合わせ先千代田区 環境まちづくり部 環境政策課
所在地:〒102‑8688 東京都千代田区九段南1‑2‑1 千代田区役所5階または6階(環境政策課)
電話:03‑5211‑4255(環境政策課 企画調査・ゼロカーボン推進担当)

豊島区

制度名住宅修繕・リフォーム資金助成事業
対象工事屋根・外壁塗装を含む、住宅の修繕工事やリフォーム工事
助成金額上限20万円(工事費の30%)
条件• 区内に引き続き2年以上居住していること
• 前年の月額所得が158,000円以下であること
申請受付期間先着順
問い合わせ先豊島区 住宅相談連絡会
所在地:〒171‑8422 東京都豊島区南池袋2‑45‑1(豊島区都市整備部住宅課)
電話:0120‑309‑379(相談専用)

八王子市

制度名八王子市居住環境整備補助金
対象工事屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事
助成金額上限5万円(工事費の20%)
条件• 昭和56年6月1日以降の耐震基準で建てられた戸建て住宅
申請受付期間2025年4月15日~2025年12月末
問い合わせ先八王子市 まちなみ整備部 住宅政策課
所在地:〒192‑0051 東京都八王子市元本郷町3‑24‑1 八王子市役所
電話:042‑620‑7260

羽村市

制度名環境配慮事業助成制度
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む、省エネルギー化等を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限10万円(工事費の1/2)※市内法人・市内の個人事業主にて使用できるポイントとして付与
条件• 日射反射率50%以上の塗料を使用すること
申請受付期間先着順
問い合わせ先羽村市 産業環境部 環境政策課
所在地:〒205‑8601 東京都羽村市緑ヶ丘5‑2‑1(羽村市役所)
電話:042‑555‑1111(代表、内線224 環境政策係)

東村山市

制度名住宅修改築費補助制度
対象工事屋根・外壁塗装を含む、住宅の修繕や改築工事
助成金額上限10万円分のデジタル地域ポイント(工事費の5%)
条件• 住宅の所有者が自ら住んでいる持ち家
• 市内の施工業者を利用すること
申請受付期間2025年5月7日から2026年1月16日まで
問い合わせ先東村山市 産業振興課
所在地:〒189‑8501 東京都東村山市本町1‑2‑3(東村山市役所本庁舎4階)
電話:042‑393‑5111(代表、内線3202/3203)

日の出町

制度名日の出町住環境整備事業補助
対象工事屋根・外壁塗装を含む、住宅の修繕・改築
助成金額上限10万円(工事費の5%)
条件• 現在及び工事完了後も日の出町に居住する方
• 本事業以外の助成金を利用していないこと
申請受付期間2025年6月2日〜2026年2月27日
問い合わせ先日の出町商工会
所在地:〒190‑0182 東京都西多摩郡日の出町平井3231‑1(ひのでグリーンプラザ内)
電話:042‑597‑0270

福生市

制度名住宅リフォーム工事費助成制度
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置,一般的な塗料を用いた屋根・外壁塗装
助成金額上限20万円(工事費の20%), 上限10万円(工事費の10%)
条件• 福生市にお住まいの方
申請受付期間一次募集:2025年4月1日~2025年5月31日,二次募集:2025年7月1日~2025年8月30日,三次募集:2025年10月1日~2026年2月3日
問い合わせ先福生市商工会
所在地:〒197‑0022 東京都福生市本町92‑5(扶桑会館)
電話:042‑551‑2927

文京区

制度名新エネルギー・省エネルギー設備設置費助成
対象工事遮熱塗料による屋根塗装を含む、新エネルギー・省エネルギー設備設置や工事
助成金額上限40万円(2,000円/㎡)
条件• 日射反射率50%以上の塗料を使用すること
• 屋根、屋上、ベランダの全面に施工すること
申請受付期間前期 2025年5月1日〜2025年9月30日,後期 2025年10月1日〜2026年3月2日
問い合わせ先文京区 資源環境部 環境政策課
所在地:〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
電話番号:03-5803-1259

港区

制度名地球温暖化対策助成制度
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装を含む、省エネルギー化を目的とした工事や設備の設置
助成金額上限30万円(2,000円/㎡もしくは塗料費の全額の低い方)
条件• 日射反射率が60%以上の塗料を使用すること
• 明度が60以上で未使用のもの
申請受付期間2025年4月1日から2026年1月30日まで
問い合わせ先港区 環境リサイクル支援部 環境課
所在地:〒105-8511 東京都港区芝公園1丁目5番25号
電話番号:03-3578-2111(代表)

武蔵村山市

制度名ゼロカーボンシティ住宅普及促進事業補助金
対象工事遮熱塗料による屋根・外壁塗装や、断熱工事
助成金額上限5万円(工事費の1/2)
条件• 日射反射率50%以上の塗料を使用すること
申請受付期間2026年2月2日まで
問い合わせ先武蔵村山市 環境部 環境課
所在地:〒208-8501 東京都武蔵村山市本町一丁目1番地の1
電話:042-565-1111 (内線:296)

目黒区

制度名住宅リフォーム資金助成
対象工事屋根・外壁塗装を含む住宅のリフォーム工事
助成金額上限10万円(工事費の10%)
条件• 区内の施工業者を利用
• 工事開始前の申請
申請受付期間2025年4月1日〜先着順
問い合わせ先目黒区 住宅課 居住支援係
所在地:〒153-8573 東京都目黒区上目黒二丁目19番15号
電話:03-5722-9878

※上記の情報は2025年6月時点での調査に基づきます。最新情報は各市町村に直接お問い合わせください。

このように、助成制度は市区町村ごとに大きく異なり、金額も条件もバラバラです。東京都全域で対応している制度は存在しないため、まずは自分の住んでいる地域の制度をチェックするのが第一歩となります。

東京都の外壁塗装で助成金が使えるって本当?仕組みと背景

助成金についての仕組みと背景の要約
  • 東京都では外壁塗装に助成金が出る自治体がある
  • 助成の目的は老朽化防止・省エネ・景観維持
  • 「助成金」「補助金」は内容を要確認
  • 対象は遮熱塗料など条件を満たす工事のみ

外壁塗装と「助成金」や「補助金」は、一見するとあまり関係がないように思えるかもしれません。
ですが、東京都では住宅の安全性向上・省エネ促進・街並みの美化などを目的として、外壁塗装を含むリフォームに対する支援制度を設けている自治体が多く存在します。

ここでは、なぜ外壁塗装に助成金が出るのか、その背景と制度の基本的な仕組みを解説します。

なぜ外壁塗装に助成金が出るのか?

外壁塗装は、見た目を整えるだけでなく雨風や紫外線から住宅を守り、劣化を防ぐ重要なメンテナンス工事です。
放置すると、壁のひび割れや雨漏りなどが進行し、住宅の寿命を縮めてしまう可能性があります。

東京都の各自治体は、このような住宅の老朽化を未然に防ぎ、地域全体の住環境を守るために、
修繕や省エネ改修に対する助成制度」を実施しています。

助成金・補助金・支援制度の違いとは?

これらの言葉は似ていますが、行政によって使い分けされている場合があります。

用語意味・使われ方の例
助成金一定の条件を満たせば受け取れるお金(例:リフォーム助成金)
補助金同様に補助するが、やや事業者向けのニュアンスが強い場合も
支援制度助成金・補助金などを含む広い枠組みの呼び方

実際の内容はほとんど同じことが多いので、「名称よりも中身」をよく確認することが大切です。

補助の対象になる外壁塗装の特徴とは?

助成金が出る塗装工事には、以下のような特徴が求められるケースがあります。

  • 断熱・遮熱塗料の使用(省エネ対策)
  • 景観に配慮した色彩設計(美観維持)
  • 適正な施工業者による施工(安全管理)

つまり、「どんな塗装でもOK」ではなく、一定の条件を満たすことが前提となるのです。

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成瀬 匠

助成金を受けるには、申請者・住宅・工事内容に条件があり、工事前の申請が必須。自治体の要件に注意しましょう。

外壁塗装で助成金を受けるには、ただ塗装工事をすればよいというわけではありません。
「誰が申請するのか」「どんな家か」「どんな工事か」など、細かな条件が自治体ごとに定められています。
ここでは、一般的に共通する助成金の条件を解説します。

対象となる人(申請者)の条件

多くの自治体で共通するのが以下のような条件です。

  • 申請者が住宅の所有者であること
  • 現住所がその自治体内にあること
  • 過去に同様の助成を受けていないこと(例:過去10年以内
  • 市税などの滞納がないこと

中には、高齢者・障がい者・子育て世帯向けに優遇措置がある自治体もあります。

対象となる住宅の条件

助成対象となる住宅には、以下のような基準が設けられていることがあります。

  • 戸建て住宅であること(集合住宅は対象外のケースが多い)
  • 築年数が一定以上経過している住宅(例:10年以上
  • 住居として使用されている(空き家はNG)
  • 防火・景観区域などの制限に準拠していること

対象となる工事の内容とは?

助成金が出る塗装工事にも、次のような要件がある場合があります。

  • 遮熱塗料・断熱塗料など、省エネ性のある塗料を使用
  • 外壁・屋根のリフォームとして認定できる内容であること
  • 一定額以上の工事費がかかること(例:20万円以上
  • 施工業者が自治体の認定・登録事業者であること

また、工事開始前に申請・審査が必要な点は非常に重要です。
「先に工事を始めてしまったら助成金対象外」となることもあるため、スケジュール管理にも注意が必要です。

次のセクションでは、実際に助成金を受け取るまでの流れ(申請手順)を詳しくご紹介します。

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助成金を使うまでの流れ|申請〜交付までのステップ

助成金を使うまでの流れの要約
  • 工事前に申請が必要
  • 自治体に相談し書類入手
  • 指定業者で見積もり取得
  • 審査後に交付通知を受領
  • 工事後に報告書を提出し入金

外壁塗装の助成金は、「申請したらすぐもらえる」というものではありません。
必ず“工事前”に申請し、審査を経てから着工するのがルールになっている自治体がほとんどです。
ここでは、助成金を受け取るまでの一般的な流れを5ステップでご紹介します。

1. 事前相談・申請書類の入手

まずは、各自治体の担当窓口に相談し、制度の詳細を確認しましょう。
ここで確認すべきポイントは次の通りです。

  • 今年度の申請受付期間
  • 予算残額(上限に達すると受付終了)
  • 使用可能な塗料や対象業者の条件
  • 提出書類の内容とスケジュール

書類は役所の窓口や公式サイトから入手できます。

2. 塗装業者の選定・見積もり取得

助成対象の工事を行うには、自治体が指定する条件を満たした業者に依頼する必要があります。
事前に複数業者から見積もりを取得し、内容や金額を比較しましょう。

※業者によっては、助成金申請のサポートを行ってくれる場合もあります。

3. 書類提出と審査

必要書類(申請書・見積書・所有者確認書類など)をそろえて役所に提出します。
不備があると審査に通らない場合があるため、不明点は事前に確認・相談することが大切です。

4. 交付決定通知の受領 → 工事着工

審査に通ると、交付決定通知が届きます。
この通知を受け取ってから、初めて工事がスタートできるという流れになります。
(通知前に着工すると、助成対象外になる恐れがあるので注意!)

5. 完了報告書の提出と助成金の受け取り

工事完了後、施工内容や写真付きの完了報告書を提出します。
これが受理されると、口座に助成金が振り込まれます。
支給までの期間は、自治体によって1〜2か月程度が目安です。

申請から受け取りまでは早くても数週間〜1か月以上かかるため、
「助成金ありき」で計画するなら早めの行動がカギになります。

注意!助成金でよくある申請ミスと失敗例

事前申請や塗料の条件確認を怠ると助成金対象外に。書類不備や非登録業者の利用も要注意。制度に精通した業者選びが重要。

せっかく助成金の制度を見つけても、申請手順や条件を間違えてしまうと、
「対象外です」と却下されてしまうケースも少なくありません。

ここでは、外壁塗装の助成金で実際によくあるミスや失敗例を紹介します。

工事を始めてから申請した

もっとも多い失敗がこれです。
助成金制度は“事前申請”が基本。交付決定通知をもらう前に工事を始めてしまうと、原則として助成対象外になります。

とくに「急いで梅雨前に終わらせたかった」「業者の都合で着工日が早まった」といったケースが要注意です。

必要書類の不備・記載ミス

申請書や見積書に記載漏れや記入ミスがあると、再提出や審査落ちの原因になります。
特に見積書では、塗料名・施工面積・工事内容が詳細に記載されている必要があるため、業者ともよく連携しておきましょう。

対象外の塗料・工事を選んでしまった

助成対象になる塗料には条件があります。たとえば、

  • 遮熱・断熱性能のある省エネ塗料
  • JIS規格に準じた安全な塗料
  • 区が指定する塗料メーカーのみ

などの要件がある場合があります。
格安の塗料や、ただの美観目的の塗装では対象外となる可能性があるので、事前確認は必須です。

業者選びで失敗し、助成金が活用できなかった

「地元の便利屋さんに頼んだら、助成金制度のことを知らなかった」
「非登録業者だったため、制度が使えなかった」

といった失敗談もあります。
助成金に詳しい業者かどうかも、事前にチェックしましょう。

次のセクションでは、助成金制度を上手に使いながら、信頼できる塗装業者を選ぶコツについて解説します。

助成金を使うならここに注意!信頼できる業者選びのコツ

成瀬 匠

助成金活用には制度に詳しい業者選びが必須。行政書類に強い業者は通りやすい傾向があります。

助成金制度を有効に活用するには、制度の内容をしっかり理解している信頼できる塗装業者に依頼することが不可欠です。
業者選びを間違えると、「申請ミス」「対象外工事」「高額請求」などトラブルの元にもなりかねません。

ここでは、失敗しない業者選びのポイントを5つご紹介します。

1. 助成制度に詳しい業者かどうかを確認

制度の存在すら知らない業者や、申請手続きに慣れていない業者だと、
あなたがせっかく調べた助成金を使えない可能性もあります。

「この地域で助成金を使った実績はありますか?」といった質問をしてみると良いでしょう。

2. 見積書が明確で助成金対応に慣れている

助成金の申請では、詳細な見積書や塗料の仕様書などが必要です。
「材料費一式」や「工事一式」といった大まかな記載しかない見積書では、役所の審査に通らないケースも。

助成金対応に慣れた業者は、見積書の項目や記載内容も精緻で、行政の審査に通りやすい書式で提出してくれます。

3. 口頭の説明だけで契約を進めない

「今すぐ契約しないと間に合わない」などと急がせる業者は要注意です。
助成金制度は申請期限があるとはいえ、冷静に判断・比較する時間は必要です。

焦らせる業者ほど、のちのち追加費用や施工トラブルを抱える可能性もあるため、慎重に見極めましょう。

4. 口コミや施工実績を確認する

地域密着型の塗装業者で、GoogleマップやSNS、比較サイトでの口コミ評価が安定して高い業者は安心感があります。
また、過去の助成金活用事例が写真付きで紹介されている業者も信頼性が高いです。

5. 必ず相見積もりを取って比較する

「助成金で少し安くなるから…」と、最初に声をかけた1社だけで決めるのは避けましょう。
見積額は業者によって10万〜30万円以上違うこともあります。

相見積もりをとることで、助成金を最大限に活かせる適正価格の業者が見つかる可能性が高くなります。

次のセクションでは、今回ご紹介した内容をまとめつつ、
「今すぐ助成金を調べておくべき理由」や「無料見積もりの活用方法」についてご案内します。

まとめ|東京都で外壁塗装に助成金を使うなら今がチャンス!

ここまで、外壁塗装における助成金制度の仕組みや、東京都内の具体的な事例、申請の流れや失敗例、信頼できる業者の選び方まで詳しくご紹介してきました。

ポイントを整理すると、以下の通りです。

【この記事のまとめ】

  • 東京都では外壁塗装に助成金・補助金を活用できる自治体が多数ある
  • 助成金には「対象者・対象工事・申請タイミング」など明確な条件がある
  • 工事着工前の申請が絶対条件。見積書や書類の不備に注意
  • 信頼できる塗装業者を選ぶことが、助成金の成否を大きく左右する
  • 助成制度には予算上限があり、年度途中で締め切られるケースも多い

外壁塗装で利用ができる助成金や補助金一覧を地域別に解説しています。
東京都の助成金・補助金一覧
埼玉県の助成金・補助金一覧
千葉県の助成金・補助金一覧
神奈川県の助成金・補助金一覧

今すぐできることは?

助成金をうまく活用するには、「知った時がチャンス」です。
なぜなら、ほとんどの制度は予算が尽きると受付終了してしまうからなんです。

ですので、今この記事を読んでいるあなたには、以下のアクションをおすすめします。

  • お住まいの自治体の助成制度を調べる(区名+外壁塗装+助成金)
  • 条件に合うかチェックしてみる
  • 助成制度に詳しい塗装業者へ、無料相談や相見積もりを依頼してみる

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