この記事では「保証」や「アフターサービス」の基本知識から、よくあるトラブルと確認すべきポイントをわかりやすく解説します。

大きい会社に頼んだから安心。とも言えないアフターサービス。見積もり前にチェクするべきポイントをまとめました!
「保証やアフターサービスって結局なに?」という疑問、ありませんか?
外壁塗装の見積もりを取ったとき、つい「価格」や「デザイン」に目がいきませんか?
もちろん、費用は大事です。少しでも安く済ませたい、っていう気持ち、よ〜くわかります。
でもですね、塗装って“終わったあと”が本番なんです。
せっかく綺麗に仕上げたのに、
「数年で塗膜が剥がれてきた…」
「シーリングが割れて雨漏りした…」
「でも、保証の対象外と言われて直してもらえない…」
——なんてトラブル、実はけっこう多いんですよ。
価格よりも大切なのは“施工後の安心”
外壁塗装は、工事が終わった瞬間がゴールじゃありません。
むしろ、**その後10年近くにわたって家を守ってくれる仕上がりになっているか?**が超重要なんです。
ここでポイントになるのが、「保証」と「アフターサービス」。
「保証って何をどこまでしてくれるの?」
「アフターサービスって必要なの?」
と疑問に思っている方も多いかと思いますが、
これ、ちゃんと理解しておかないと後で泣く羽目になる可能性もあります…。
成瀬の一言:
オレもね、家建てたときに「保証付きなら安心だろ」って思ってたんですよ。
でもよく見たら、“外壁の一部だけが対象”とか、“自然劣化は対象外”って書いてあって…
「これ、実質何も保証されてないじゃん!」って、軽くショックでした(笑)



保証付きだと思っていたら「外壁の一部だけ対象」など意図的に狭い範囲になっているケースも。



保証の対象が狭いなんてズルい、、
工事を頼む前に基礎知識を理解しとかないとね
外壁塗装における「保証」「アフターサービス」の基本知識
外壁塗装って、施工が終わった直後はどこもピカピカで綺麗なんですよ。
でも、時間が経つほどに“業者の腕”と“保証内容”が問われるんですよね。
「うちは保証つきなんで安心ですよ〜」っていうセリフ、よく聞きますけど……
実際のところ、その“保証”や“アフターサービス”が何を指してるのか、ちゃんと理解してますか?
ここでいったん、外壁塗装における保証とアフターサービスの基本をおさらいしておきましょう。
■ 保証とアフターサービスの違いって?
よく混同されがちですが、「保証」と「アフターサービス」は別モノです。
項目 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
保証 | 工事に不備や不具合があった場合、一定期間内は無償で修理する制度 | “万が一”への備え |
アフターサービス | 定期点検・メンテナンス・相談対応など、工事後のサポート全般 | “長く安心”して住むため |
たとえば「塗装が剥がれてきた」とき、それが施工ミスなら保証の対象になります。
一方で、「3年後に状態チェックしてくれる」みたいなのはアフターサービスにあたります。
■ 保証にはどんな種類があるの?
外壁塗装における保証には、主に以下の3つがあります。
① 塗膜保証(塗料の剥がれ・ふくれなど)
いちばんよく見かける保証。
塗装した塗料が規定の年数持たなかった場合に適用されます。



ただし、自然劣化・台風被害・地震などは「対象外」になることが多いです!
② 施工保証(職人の施工ミスによるトラブル)
塗りムラ、下地処理ミス、水切りの不備など、施工に関する不良に対応。
保証書にきちんと「施工保証あり」と書いてあるかが大事です。
③ シーリング(コーキング)保証
目地に使うゴムのような素材。ここが割れると雨水が侵入して家に大ダメージを与えることも。
保証がついていない業者もあるので、事前に要確認です。
■ 保証期間の相場と「塗料グレード」との関係
実は保証期間って、使う塗料の種類によって全然変わるんです。
塗料の種類 | 耐久年数の目安 | 保証期間の目安 |
---|---|---|
アクリル系 | 5〜7年 | 1〜3年 |
ウレタン系 | 7〜10年 | 3〜5年 |
シリコン系 | 10〜13年 | 5〜7年 |
フッ素系 | 15〜20年 | 7〜10年 |
無機系 | 20〜25年 | 10年〜(業者次第) |
つまり、高耐久な塗料ほど保証期間も長めに設定されているのが一般的なんです。
よくあるトラブル事例とその原因
「保証もついてるって言われたし、安心だろう」と思ってたのに、いざという時に何もしてもらえない…。
外壁塗装では、保証やアフターサービスに関するトラブルが意外と多いんです。
ここでは、実際によくある3つのケースを紹介しながら、その原因と注意点を見ていきましょう。
● ケース①:保証付きだったのに「対象外」と言われた…
「塗装が浮いてきたから連絡したら、“それは経年劣化なので保証対象外です”って言われました。最初は何でも対応してくれるって言ってたのに…」
これは本当に多いパターン。
“保証付き”って言葉だけを信じて、内容まで確認していなかったケースです。
原因とポイント:
- 保証範囲が「塗膜の剥がれのみ」など極めて限定的だった
- 経年劣化や自然災害は保証対象外と、契約書の小さな文字に記載あり
- 「保証=全部対応してくれる」と思い込んでしまった



“対象外”の3文字って、ほんとショックです…。契約前に“何が対象で何が対象外か”を確認しておくことが大事です。
● ケース②:「連絡がつかない」「会社がなくなってた」ってどういうこと!?
「施工してもらった会社に連絡したら、電話が繋がらない。ネットで調べたら倒産してたっていう…え、保証は?どうなるの…?」
保証書があっても、肝心の業者がいなくなっていたら意味がありません。
原因とポイント:
- 零細業者や個人業者の場合、数年で廃業・倒産のケースも珍しくない
- 第三者機関の保証制度に加入していないと、保証の引き継ぎが不可能
- 保証の“実行力”は会社の継続性にかかっている



昔の同業者でも“連絡とれなくなった”って話、けっこう聞きました。第三者保証の有無、絶対チェックすべきです。
● ケース③:「定期点検が来ない」って…アフターって何だったの?
「工事後に“年1回の定期点検あります”って言われたのに、2年経っても連絡ナシ。こっちから催促しても“今忙しいので…”で終わりです」
アフターサービスも「口約束」だけでは、実行されないことがあります。
原因とポイント:
- アフターの運用体制がそもそも整っていない業者だった
- 点検は「依頼ベース」のつもりだった(自動的に来てくれるとは限らない)
- 書面や契約書にアフターの頻度や方法が明記されていなかった



点検サービスって、“言うだけ”業者も多いので注意。書面で残ってるか必ず確認しましょう。
🔍 トラブル事例まとめ:こんな業者には要注意!
- 「保証付き!」だけアピールして中身が薄い
- 保証書を発行しない(口頭だけ)
- アフター内容が具体的でない or 書面がない
- 廃業や連絡不能のリスクが高い(住所が曖昧、法人登記なし)
こういったトラブルを避けるには、見積もり前・契約前の確認がカギになります。
次のセクションでは、どんな点を見れば“ちゃんとした保証・アフターかどうか”を見極められるのか、具体的なチェックリストを紹介します。



私の隣のお宅は大手で工事をしたけど、定期点検の縛り(毎回お金がかかる)があって大変って言ってた。やっぱり保証は無料がいいよね。



定期点検を契約に盛り込んで費用を徴収する契約もあったりするので、必要以上のケアはコスパが悪くなるので注意です。
見積もり前に確認すべき保証・アフターのチェックポイント5選
ここまで読んで「保証って大事なんだな」と思っても、実際に見積もりや打ち合わせの場になると、つい聞きそびれちゃう人、多いんですよね。
でもね、確認を怠ると、後悔コースまっしぐらです。
そこで、オレが実際にお客さんによく伝えてる「5つの確認ポイント」を紹介します。
✅ 1. 保証の範囲:どこまでカバーしてるか?
塗膜の剥がれだけが保証対象ってケース、かなり多いです。
保証の対象は、以下のように複数あるのが理想です:
- 塗膜の剥がれ・ふくれ
- 施工ミス(養生不良、塗りムラ、下地処理ミスなど)
- シーリングの破断やひび割れ
→「それ、対象外なんですよ…」と後から言われないように、事前に明記された内容を必ずチェック。



保証の対象範囲だけでもしっかり確認しておくだけでトラブルリスクが大幅に減ります。
✅ 2. 保証の年数:塗料のグレードに見合っているか?
塗料によって耐久年数が違う=保証年数も違って当然です。
塗料種類 | 耐久目安 | 適正な保証年数の目安 |
---|---|---|
ウレタン | 7〜10年 | 3〜5年 |
シリコン | 10〜13年 | 5〜7年 |
フッ素 | 15〜20年 | 7〜10年 |
無機 | 20〜25年 | 10年〜 |
「シリコン塗料で保証1年しかない」みたいなケースは、業者の責任感を疑ってもいいレベルです。
✅ 3. アフターサービスの有無:点検・対応体制はどうなってる?
- 年1回の無料点検はあるか?
- 点検は業者から連絡をくれるのか、こちらから依頼するスタイルか?
- 問い合わせへの対応スピードや窓口の明確さ
→「何かあったらLINEで連絡OKです!」みたいな業者は最近増えてて、地味に安心感あります。



点検の頻度と、どっちから動くのか(業者か自分か)も確認しておくといいですね。
✅ 4. 書面の発行:証拠が残るか?
保証もアフターサービスも、“口約束”はNG。
- 保証書は契約書と別にあるか?
- PDFや紙など、書面での発行はあるか?
- 点検報告書などは施工後にもらえるか?
「契約時に保証書も一緒に発行されますか?」と聞くだけで、その業者の誠実度が測れます。
✅ 5. 第三者保証制度:外部保証がついているか?
万が一、業者が廃業・倒産しても、第三者保証に加入していれば保証が継続されます。
- JIO(日本住宅保証検査機構)
- リフォーム瑕疵保険
- 塗料メーカーとの連携保証(例:日本ペイントのメーカー保証)
→「第三者保証は入ってますか?」と聞けば、答えられる業者は信用できます。



私も工務店時代、JIO入ってる業者は“ちゃんとしてるな”って思ってました。
🔚 まとめ|この5項目、見積もり時に必ず聞いておきましょう!
チェック項目 | 見るべきポイント |
---|---|
保証の範囲 | 塗膜だけでなく施工・シーリングも対象か |
保証の年数 | 塗料の耐久性と釣り合っているか |
アフターサービス | 点検や連絡体制が整っているか |
書面の発行 | 保証書・報告書を紙orPDFでもらえるか |
第三者保証制度 | 万が一でも安心な外部保証に入っているか |
この5つ、聞くのはタダです。
でも、聞かないと後悔するのは“施工が終わってから”なんですよね。
次は、実際にあった体験談や、よくある質問をもとに、さらに深掘りしていきましょう!
成功・失敗の体験談から学ぶ、保証選びのリアル
実際のところ、「保証ってちゃんと見ておいたほうがいいよ」って言われても、ピンとこない人も多いと思うんですよね。でも、実例を知ると“あ、自分もやっちゃいそう…”ってなるんです。
ここでは、外壁塗装で実際にあった成功・失敗エピソードを紹介します。
最後に、オレ(成瀬)自身の体験談もちょっと話すので、ぜひ参考にしてみてください。
✅ 成功例:「保証の範囲まで確認しておいて本当によかった」
千葉県・40代男性/築12年の戸建て住宅を再塗装
見積もりの際に「保証付き」と聞いて安心していたものの、念のため保証書の内容を細かくチェック。
その結果、「塗膜」「シーリング」「施工不良」の3点が明記されていることを確認できたそうです。
施工から4年後にベランダ下の塗膜に膨れが発生。業者に連絡したところ、すぐに点検・再塗装対応してくれたとのこと。
「細かくチェックしてなかったら、“それ保証外です”って言われてたと思います。確認しといて本当に良かったです。」
❌ 失敗例:「口約束だけで進めてトラブルに…」
埼玉県・30代女性/新築8年目の外壁塗装
業者から「保証付きですよ」と言われ、安心して契約。
ところが施工から2年で玄関周りの塗装が浮き始め、連絡すると「それは経年劣化なので対象外です」との返答。
さらに驚いたのは、「保証書は出してません」と言われたこと。
実際、契約時に保証内容を口頭でしか説明されておらず、書面も一切なかったそうです。
「当時は“保証付き”の言葉だけで納得してしまって…。もっとちゃんと聞いておけばよかったです。」
🧰 成瀬の体験談:オレも保証内容、見落としてて痛い思いしたんですよ…
実はオレも昔、自分の家を塗り直したときにちょっとした失敗があって…。
知り合いの職人にお願いしたんですけど、「大丈夫、何かあったら見に行くよ〜」って軽いノリで終わっちゃって。
まぁ、現場やってた身としては安心してたんですよね。
でも3年後、北側の外壁の一部で塗膜が浮いてきて、「あれ、これどうなってんの?」って連絡したら…
「あ〜それ?材料の相性かもね〜。まぁ対応は難しいかも」って感じで、結局そのまま。
つまり、書面もなし・保証範囲も不明=どうにもならない状態だったんです。
「職人としての信頼」だけじゃ、施主としての安心にはつながらないって身にしみました。
✅ 体験談からの学び
- 保証内容は“範囲”と“年数”をセットで確認するべし
- 口約束はトラブルのもと。書面があって初めて“保証”
- “信頼できそう”という印象より、仕組みと制度が大事
こういうリアルな話って、案外見過ごされがちなんですけど、
「あのとき聞いておけばよかった…」って後から言っても遅いんですよね。
次のセクションでは、よくある質問(FAQ)をもとに、さらに細かい疑問を解消していきましょう。
よくある質問(FAQ)で疑問を解消!
ここでは、外壁塗装の保証やアフターサービスについて、よくいただくご質問をQ&A形式でまとめました。
オレ自身もお客さんからよく聞かれる内容ばかりなので、事前にチェックしておくと安心感が全然違いますよ!
Q1. 保証って全てのトラブルに対応してくれるの?
A. いいえ、すべてのトラブルに対応するわけではありません。
保証といっても、適用範囲が限られていることがほとんどです。たとえば…
- 経年劣化や自然災害(台風・地震など)による損傷は「対象外」
- 外壁の下地に起因するトラブルは「保証外」とされることも
- メンテナンス不備が原因の劣化も「対象外」になる可能性あり
成瀬メモ:
「保証書に“〇〇は対象外”って細か〜く書いてある場合が多いんすよ。これ、読まずに捨てちゃう人、けっこういるんすけど…要注意っすね。」



保証書に“〇〇は対象外”って細か〜く書いてある場合が多いです。これ、読まずに捨てちゃう人、けっこういるんすけど…要注意ですね。
Q2. 保証がある業者なら全部安心?
A. 「保証がある=全部安心」とは限りません。
大事なのは、「どんな保証が、どの範囲で、何年ついているか」。
つまり、“保証の中身”です。
それに加えて、
- 保証の内容が書面で明示されているか
- 実際に過去に保証対応してくれた実績があるか
- 連絡がつきやすい体制かどうか
など、「保証の実行力」まで含めて判断するのが正解です。



保証付き”ってだけでOKしちゃうと、あとで“こんなはずじゃなかった…”ってなるんすよね。
Q3. 保証が長いほど信頼できるの?
A. 長さも大事ですが、“内容とバランス”がもっと重要です。
たとえば、ウレタン塗料(耐久7年程度)に「10年保証」がついていたら、むしろ「ホントにそれ大丈夫?」と疑うべきかもしれません。
逆に、フッ素塗料など耐久性の高い塗料で7〜10年保証がついているのは妥当です。
つまり、塗料のグレード・施工内容・保証期間の整合性が取れているかどうかが信頼の判断軸です。



“長ければ安心”って思いがちだけど、長すぎる保証には裏があるパターンもあるんです…。冷静に見極めるのがポイントです。
📌 まとめ:保証に関する3つの落とし穴
- 「全部対象」と思い込まない(範囲が限定されていることが多い)
- 「あるだけ安心」とは限らない(書面・体制・実績を確認)
- 「長さ=良心的」とは限らない(塗料と釣り合っているかが大切)
保証やアフターって、表面上は“安心材料”に見えますけど、本当に安心できるかどうかは「中身」で決まるんですよね。
最後のセクションでは、ここまでの内容をまとめつつ、見積もり前に動ける具体的なアクションもご紹介します!
まとめ|安心の外壁塗装は「施工後の責任」まで見て選ぶ時代
外壁塗装って、見積もりを比較していると「価格」や「仕上がりイメージ」ばかりに目がいきがちなんですよね。
でも、本当に安心して任せられる業者かどうかは、“施工後の責任”をどう考えているかで決まります。
✅ 保証・アフターサービスの確認は「やって損なし」
- 保証の範囲と年数が明確か
- アフターサービスの実施体制が整っているか
- 口約束じゃなく書面で残るか
- 万が一に備えて第三者保証があるか
このあたりをチェックするだけで、あとあと後悔する確率をグッと減らせます。



トラブルを避けるためにもこの記事で紹介した5つのポイントをしっかり押さえといてくださいね。
✅ 本当に信頼できる業者は「工事が終わってからも連絡が取れる」業者
いい塗装屋さんって、施工の腕がいいだけじゃなくて、アフターも誠実に対応してくれるんです。
- 点検の連絡をしてくれる
- 不具合があればすぐに見に来てくれる
- LINEや電話でも気軽に相談できる
こういう業者なら、5年後・10年後でも安心して住み続けられますよ。
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