外壁塗装の費用って、何を基準に考えればいいの?
ネットで調べても金額に幅がありすぎて、逆に不安になった方も多いのではないでしょうか。
こんにちは、元外壁塗装職人・宅建士の成瀬 匠です。
この記事では、「実際いくらかかるのか」「何が費用を左右するのか」「適正価格を見抜くポイント」など、後悔しないために必要な情報をわかりやすく整理してお届けします。

工事の相場感がまったくわからないから心配。どのくらいかかるモノなの??



工事の場合、相場がよくわかりませんよね。
まずはざっくりとした全体の相場感から見ていきましょう!
外壁塗装の費用相場はどのくらい?
外壁塗装の相場は、家の大きさや塗料の種類によって大きく変動しますが、一般的には80万円〜150万円前後が目安です。
ただし、これはあくまで参考価格で、実際には以下のような要素によって上下します。
- 建物の延床面積(30坪・40坪・50坪など)
- 使用する塗料の種類(シリコン/フッ素/無機など)
- 外壁材の種類(サイディング/モルタルなど)
- 足場・養生・高圧洗浄などの付帯工事
- 屋根塗装やベランダ防水などのオプション有無
📌 たとえば「30坪の2階建て・シリコン塗料」の場合、足場や付帯工事も含めて約90〜110万円前後になるケースが多いです。
以下のセクションでは、坪数別や塗料別の相場を、より具体的に解説していきます。
坪数別|外壁塗装の費用目安(30坪・40坪・50坪)
外壁塗装の費用を考えるうえで、建物の「延床面積(坪数)」は非常に重要な指標です。
ここでは代表的な戸建住宅の広さとして、30坪・40坪・50坪の費用目安を紹介します。
30坪の外壁塗装費用目安
- 費用相場:80万円〜110万円
- よく使われる塗料:シリコン、ラジカル制御型
- 特徴:一般的な2階建て住宅。足場費や高圧洗浄などの固定費が割高に感じやすい。
✅ 節約ポイント:塗装と同時に屋根塗装を依頼すると、足場費が1回分で済むためコスパが良くなります。
40坪の外壁塗装費用目安
- 費用相場:100万円〜140万円
- よく使われる塗料:シリコン、フッ素
- 特徴:二世帯住宅や広めの一戸建てに多いサイズ。窓まわりや付帯部分が多く、見積もりに差が出やすい。
⚠️ 注意点:塗料のグレード差や、細かい付帯部(破風、雨樋など)の扱いによって費用が大きく変わるため、相見積もりが重要です。
50坪の外壁塗装費用目安
- 費用相場:130万円〜180万円
- よく使われる塗料:フッ素、無機
- 特徴:住宅としては大型。壁面積が広く、塗料量も多くなるため単価が下がりにくい。
💡 補足:50坪以上の住宅では、塗料の「耐久性」や「長期的なコストパフォーマンス」を重視する傾向があります。
このように、坪数が大きくなるにつれて必要な塗料や工事の手間が増えるため、金額も上がっていきます。



次は「塗料の種類による費用差」について詳しく見ていきましょう。
塗料の種類別|費用と耐久性の比較
塗装工事で大きく金額が変わる要因のひとつが「塗料の種類」です。塗料によって耐久年数・費用・仕上がりの質感などが異なり、選択を間違えると「予想より早く劣化した」「高い割に効果を感じなかった」と後悔することもあります。
ここでは代表的な5種類の塗料について、費用相場と耐久性をわかりやすく比較しながら解説します。
主な塗料の種類と特徴比較
塗料の種類 | 耐久年数 | 費用(㎡単価) | 特徴 |
---|---|---|---|
アクリル塗料 | 約5〜7年 | 1,000〜1,500円 | 安価だが耐久性に難あり |
ウレタン塗料 | 約8〜10年 | 1,800〜2,200円 | 柔軟性あり、密着性が高い |
シリコン塗料 | 約10〜13年 | 2,200〜3,500円 | コスパ重視で人気No.1 |
フッ素塗料 | 約15〜20年 | 3,500〜5,000円 | 高耐久・高価格 |
無機塗料 | 約20〜25年 | 4,000〜6,000円 | 最長クラスの耐久性 |
それぞれの塗料に向き不向きがあります。以下に、各塗料の特徴を元職人としてのリアルな視点で詳しく解説します。
アクリル塗料|とにかく安く済ませたい方向け
- メリット:費用がとにかく安い。短期的な塗装やDIYに向く。
- デメリット:紫外線に弱く、すぐ色褪せ・ひび割れが起きやすい。
- 向いているケース:数年後に建て替え予定の家、低予算で外観を整えたい賃貸物件など。
元職人の見解:コスト重視の選択肢ですが、基本的にはあまりおすすめしません。
ウレタン塗料|柔軟で使いやすいが主流から外れつつある
- メリット:素材への密着力が高く、細かい部位にも塗りやすい。
- デメリット:シリコンとの差が小さく、価格の割に耐久性が劣る。
- 向いているケース:雨樋や手すりなど、細部の補修に活用されることが多い。
元職人の見解:数年前までは主流でしたが、今ではやや時代遅れ感が否めません。
シリコン塗料|迷ったらコレ。コスパ最強の定番
- メリット:耐久性と価格のバランスが非常によく、人気No.1。
- デメリット:高耐久を求めると少し物足りない。
- 向いているケース:一般住宅全般。初めての塗装にも最適。
元職人の見解:私自身も、実家の塗り替えで採用したのがこのシリコンです。
フッ素塗料|長持ちさせたい人に。将来的には割安
- メリット:紫外線や雨に強く、塗り替え頻度を大幅に減らせる。
- デメリット:初期費用が高め。コストに余裕が必要。
- 向いているケース:3階建て以上の戸建て、高級住宅、メンテナンスコストを減らしたい人。
元職人の見解:高層住宅では塗り替えコストが跳ね上がるので、初期費用をかける価値は十分にあります。
無機塗料|価格も性能も“最上級”。高耐久志向の方へ
- メリット:不燃性・超耐久性・汚れにくさの三拍子揃ったハイスペック塗料。
- デメリット:非常に高額で、業者によっては扱っていない。
- 向いているケース:資産価値の高い住宅、長期住み続ける予定の家。
元職人の見解:「塗装=投資」と考える人には最適。20年後の違いを実感できます。
塗料で後悔しないためのチェックポイント
- 見積もり時に「何の塗料を使うか」を必ず確認
- 塗料名+グレード(例:日本ペイントのラジカル制御型)を具体的に提示してもらう
- 耐久性と価格の“差”だけでなく、“塗り替えサイクル”でのトータルコストで比較する
成瀬匠のおすすめは「高グレードのシリコン塗料」
「高すぎると施工する側のプレッシャーも大きくなる」と感じている私が、もっとも信頼して使っていたのがラジカル制御型のシリコン塗料です。塗膜の劣化因子を抑えつつ、10年以上もつ性能はまさに“ちょうどいい選択肢”。
塗料の種類がわかると、見積もりも読み解ける
塗料の違いを理解すれば、業者の説明もぐっとリアルに聞こえてきます。逆に、「高耐久です」と言いながらアクリルを使っていたら、その業者は要注意。
見積もり時には、塗料名・メーカー名・グレードまでセットで聞くことを忘れずに。



これだけの種類があるのは知らなかったわ、、
費用が高くなる・安くなる要因とは?
「同じ30坪の家なのに、A社とB社で20万円も違う…」
こうした差の原因は、見積もりの中に含まれる「条件」の違いにあります。費用が高くなる要因と安くなる要因を、それぞれ整理しておきましょう。
費用が高くなる主な要因
- 塗料のグレードが高い
→ フッ素や無機塗料など耐久性の高いものは単価も高くなります。
→ 一方で長期的に見れば塗り替え頻度が減り、結果的に安くなることも。 - 建物の形状や劣化状態が複雑
→ 凹凸が多い外壁や、ひび割れの補修が必要な場合は手間がかかります。 - 足場設置が難しい立地
→ 狭小地や高低差のある立地では、特殊な足場が必要となり費用が増加。 - 付帯部が多い
→ 雨樋・破風板・シャッターなどが多いと、その分塗装範囲も広がります。
費用を抑えられるケース
- 塗装面積が少ない・形状がシンプル
→ 凹凸が少ない平屋などは、塗装効率が良くコストも抑えられます。 - 外壁の劣化が軽度で補修が少ない
→ 下地処理の手間が減るため、その分費用も安くなります。 - キャンペーン価格や複数社比較で交渉できた
→ 一括見積もりで相場を把握し、適正価格での契約が可能になります。
覚えておきたいポイント
同じ「坪数」でも、塗料・補修・立地条件・業者の体制によって見積もりは大きく変わります。
単に「安いから」という理由で選ぶと、結果的に塗りムラ・早期劣化・保証トラブルなどのリスクも。
👉 複数社の見積もりを比較して、「なぜこの金額なのか?」を説明してくれる業者を選ぶことが大切です。



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見積書の内訳とチェックポイント
「この金額、本当に適正なの?」
外壁塗装の見積書を受け取っても、専門用語ばかりでよくわからない…という方は少なくありません。
ここでは、見積書に記載される主な項目と、確認すべきチェックポイントを丁寧に解説します。
見積書の主な内訳項目
外壁塗装の見積書は、以下のような構成で出されるのが一般的です。
項目 | 内容 |
---|---|
仮設足場工事費 | 足場の組立・解体にかかる費用 |
高圧洗浄費 | 汚れやカビを洗い流す作業費用 |
養生費 | 窓や床など、塗装しない部分の保護作業 |
下地処理費 | クラック補修やケレン(サビ落とし)作業 |
外壁塗装費(下塗り・中塗り・上塗り) | 実際の塗装作業。塗料の種類で価格差あり |
付帯部塗装費 | 雨樋・破風板・軒天などの塗装費用 |
雑費・諸経費 | ゴミ処理、交通費、事務管理費など |
これらに加え、屋根塗装やベランダ防水などの項目が含まれる場合もあります。
要チェックポイント【7つの視点】
- 「一式」表記が多すぎないか?
→ 内訳が不明瞭だと、価格の妥当性が判断できません。 - 塗料の製品名とグレードが明記されているか?
→ 「シリコン塗料」だけでなく、「メーカー名+商品名」が記載されているか確認。 - 塗布面積と単価の記載があるか?
→ 「◯㎡ × ◯円」と明記されていれば、相場と比較しやすくなります。 - 下地補修やケレン作業の範囲が書かれているか?
→ トラブルの元になる部分なので、丁寧な業者は細かく記載します。 - 保証内容が明記されているか?
→ 「保証書発行あり/◯年間保証」と明記があれば安心。 - 諸経費の割合が高すぎないか?
→ 全体の10%以上なら詳細の説明を求めましょう。 - 相見積もりを取って比較できるか?
→ 1社だけの見積では判断が難しいため、必ず複数社比較がベストです。
もし不明点があれば…
見積書を見ても判断がつかない場合、一括見積もりサービスで比較するのが一番簡単で安心な方法です。
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費用を安く抑えるコツ5選
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。だからこそ、品質を落とさずに費用を抑える工夫が重要です。以下の5つのコツを知っておくことで、見積もりの比較や交渉に活かせます。
① 一括見積もりで「相場」を把握する
まずは複数の業者から見積もりを取り、相場を知ること。これが最も確実で早いコストカットの方法です。
一社だけの見積もりでは「高いのか安いのか」が判断できません。
「くらべる職人」では地元の優良業者から一括で見積もりが取れ、金額のばらつきや内容の差がすぐにわかります。
② 塗料の選び方を工夫する
高耐久すぎる塗料は10〜20年後に再塗装する前提の一般住宅ではオーバースペックになることも。
- 築年数やライフプランに合わせて「必要十分な耐久年数」の塗料を選ぶことで、無駄な出費を抑えられます。
③ キャンペーンや時期を狙う
春・秋の繁忙期よりも、閑散期(夏や冬)にはキャンペーン価格や値引き対応が受けられるケースもあります。
- 「今なら足場代無料」「モニター割引」など、時期限定のサービスに注目。
④ 付帯部を減らす or 分割する
雨樋・ベランダ・門扉などの付帯部塗装は後回しにできることも。必要な範囲だけに絞ると、見積もり金額がグッと下がります。
- 「今回は外壁と屋根だけで大丈夫です」と伝えるのもアリです。
⑤ 地元密着型の業者に依頼する
大手よりも地元の自社施工業者の方が中間マージンが少なく、価格交渉の柔軟性があります。
「大手=安心」とは限らず、職人との距離が近い地元業者の方が対応もスピーディーで丁寧なことが多いです。
👉 ポイントは「質を落とさずに削れる項目」を見極めること。
一括見積もりでプロのアドバイスを受けながら、納得いく価格で工事を進めましょう。



やはり大事なのはコスパ!家にとってピッタリな工事をできるだけ出費を抑えて依頼するのが一番です!
実際の見積もり事例と比較
「外壁塗装の費用って、結局いくらが妥当なの?」
そんな疑問に答えるために、実際にあった見積もり事例を3つご紹介します。各事例から、価格差の理由や見積もり時のチェックポイントが見えてきます。
事例①:30坪戸建て(屋根なし)/埼玉県川口市
- 塗装箇所:外壁のみ(モルタル壁)
- 塗料種類:シリコン塗料(耐久年数 約10年)
- 見積もりA社:78万円(足場・洗浄込み)
- 見積もりB社:99万円(保証あり・カラーシミュレーション付き)
👉 約20万円の差が!
カラー提案・保証など付加価値の有無で価格が変動しているのが分かります。
事例②:40坪2階建て/東京都練馬区
- 塗装箇所:外壁+屋根+付帯部(雨樋・破風板など)
- 塗料種類:フッ素塗料(耐久年数 約15年)
- 見積もりA社:145万円
- 見積もりB社:122万円
- 見積もりC社:168万円(大手リフォーム会社)
👉 同じ仕様でも40万円以上の差が。
大手業者では中間マージンや営業費用が上乗せされる傾向があります。
事例③:25坪平屋/千葉県市川市
- 塗装箇所:外壁のみ(サイディングボード)
- 塗料種類:無機塗料(高耐久・約20年)
- 見積もりA社:82万円
- 見積もりB社:108万円
👉 耐久性の高い塗料を選んでも、業者選びで大きな節約が可能。
保証期間や施工実績の違いが、価格に反映されています。
一括見積もりで「適正価格」と「提案力」を見比べる
上記のように、同じ工事内容でも価格に大きな差が出るのが外壁塗装の特徴です。
- 安ければ良いというものでもない
- 高いからといって安心とも限らない
だからこそ、複数の見積もりを比較することが最重要です。
📩 「くらべる職人」では地元の職人による実際の見積もりを、無料で一括取得できます。相場を知るだけでもOK。ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
外壁塗装の費用に関して、読者の方からよくいただく質問をまとめました。
Q1. 外壁塗装の見積もりは本当に無料ですか?
はい、当サイトでご案内している一括見積もりサービスは完全無料です。
相場を知るだけの利用でも構いません。無理な営業や勧誘もありませんのでご安心ください。
Q2. 他社の見積もりと比べて価格は安くなりますか?
多くの方が3〜4社の比較によって、初回提示価格より10万〜30万円安くなった事例があります。
業者によって提示内容が異なるため、比較すること自体が値下げ交渉の材料になります。
Q3. 安すぎる見積もりは大丈夫?
注意が必要です。
相場より極端に安い業者は、以下のリスクがあることも。
- 塗料を薄く塗る「手抜き工事」
- 下地処理を省く
- 経験の浅い職人が施工
安さだけで選ばず、「保証の有無」「施工実績」なども確認しましょう。
Q4. 訪問販売で急がされたが、本当にすぐ決めるべき?
いいえ、即決する必要はありません。むしろNGです。
相見積もりを取らずに決めると、相場より高い費用を払うリスクがあります。
「今決めないと値引きできない」は焦らせる常套句。冷静に判断しましょう。
Q5. 一括見積もりを利用すると、どんなメリットがありますか?
- 地元で実績のある優良業者を紹介
- 相場や内容の違いを比較できる
- 工事の適正価格が分かる
- 値引きや特典が受けられることも
自分で業者を探す手間もなく、失敗しないための第一歩としておすすめです。
💡 どんな質問でも、お気軽にお問い合わせください!
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まずは現地調査を頼むけど、色々な業者に尋ねられるのはちょっと、、
くらべる職人だと一回の調査で済むから安心
まとめ|まずは無料見積もりで相場感をつかもう
外壁塗装の費用相場は、塗料の種類・建物の条件・業者の価格設定などによって大きく変わります。
本記事では相場の目安や、見積もりで確認すべき項目、費用を抑えるコツまで解説しましたが、最終的に正確な金額を把握するには、実際の見積もり取得が不可欠です。
✅ 「ウチはいくらくらいかかるの?」
✅ 「希望の色で耐久性も高くできる?」
✅ 「他社との比較で損しない?」
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